できない人の言葉「知ってたらちゃんとやった」

むか〜し、むか〜し
友達とボーリングに行った時のことです。
ストライクを出した後に、ガーターだった友達の一言。
「あれ?さっきストライクやったっけ?」
「忘れてた。知ってたらもっとちゃんと投げたのに
※ボーリングでストライク(10本全部倒した回)の次の回は10点ボーナスというルール

次は「崖っぷちホテル」というドラマのワンシーンです。
昔は有名だったが、今はつぶれかけだというホテルに、超有名ホテルの副支配人が、その肩書を隠して泊まりに来た。最後に正体がわかり、崖っぷちホテルのスタッフにアドバイスを求められた。
副支配人「掃除が行き届いていないですね。」
スタッフの反論「あなたが名乗らずに来るからでしょ。知ってたらちゃんと掃除しときましたよ」


もう一つ。学校の授業中、普段着を着た、どっかのおっさんが見に来た。生徒も先生も、どっかの父ちゃんか、業者の人かな、と気にしつつも、いつも通りワイワイ授業をしていた(って今どきそんなクラスないことを願っていますが)。実は、その人は教育委員会のお偉いさんだと知った時は、生徒がこっぴどく叱られる時だった。その時、生徒が一言。前もって言ってくれれば、まじめに授業受けてたのに


さて、塾では普段は宿題のノートを見ません。「がんばった」という形だけの宿題を評価することは危険だからです。3回繰り返したかどうかは、セルフスタディシートという進度表で自己管理してもらい、講師が見ます。そして、「できるようになった」かどうかを、同じ範囲の確認テとストをして判断します。

セルフスタディシートでは、3回繰り返したことになっている。塾では丁寧にできるまで勉強している。家でも同じようにして、確認テストが毎回不合格ということはありません。そんな時だけ生徒のノートを見せてもらいます。そんな場合は、絶対にぐちゃくちゃ。やってない。ひどい生徒は答えを丸写しってこともあります。もちろん、何も見ないで解いてもらいますよ。そしたら、案の定、家では正解した(ってことになって丸をつけてある)問題が解けません。それだけでも、成績が良いわけがないのですが、その後に、これを言ったり、思ったりする人はもうかなり危険な状態です。もう分かりますね。はい、みなさんご一緒に・・・

知ってたらちゃんと勉強しときました



ボーリングで、いつも同じように投げるべきだ。
(少しでも高得点取りたいんでしょ)

ホテルは、誰が止まる場合でも、いつもキレイにすべきだ。
(普段からキレイにしとかなきゃいけないでしょ)

授業中はいつも真剣に学ぶべきだ。
(真剣に学ぶ理由は、叱られないためではなく、授業を理解するためでしょ)

問題演習は、いつも丁寧にするべきだ。
(見られるとか関係なく、できるようにしないとね)




バレなきゃOK
あの人ならOK

もっとも美しくない考え方だと思います。

でも、人間なら誰でもそう考えたくなるときがありますよね。

もちろん、私も。気をつけましょう。



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