受験生へ (3)

<AYAKA>
初めての面談の時、いろいろ話したね。
うちの塾は、みんな頑張るので、
決して楽ではないということ。

今できるからと安心して、変わらない子の
塾ではないということ。

相当厳しいことを言ったのに、
そして家の近くにいろいろな塾があるのにも
かかわらず、うちに来てくれた。

最初はうちの毎日10時間勉強する受験生と
比べるとイマイチだと思った。勉強時間が少なかったから。

でも、お母さんにいろいろお聞きしたり、
教えていて分かった。

君は学校の授業を小学1年生の時から
9年間しっかりと受けて、解らなかったら
決してそのままにしなかった。

中3になる頃には、学習時間が少なくても
良かった。そんなにすることが無かった。

それって凄いことだよね。かっこ良すぎだ。



<YOUTA>
3年の夏休みにはじめて来てくれた君。
う~ん、甘かった。考え方が。
受験はそんなに甘いもんじゃない。
そう思ったよ。面談の時に話したよね。
3年の夏まではそこそこできていても
統一や模試では通用しない受験生が多いんだ。
君もその1人だと思った。

夏休みの間、あまり変化は無かったかな。
でも、その後がすごかった。
君は本物になった。

そして、いつの間にか実力テストで学年1位を取ってきた。
模試でも常に上位に。

それから後の君は、何の心配もいらなかった。
とにかく素直に、真面目に長時間
勉強に取り組んだ。




<YUUNA>
3年の冬休みに来てくれたよね。もう入試直前と言ってもいい時期に。
最初の面談で君のそれまでのテストや模試の結果を
見た時のことは今でも覚えている。

まだ、模試で思うような結果もでていなかった。
もう時間もないのに、志望校は泉。

私は、「じゃ、がんばろう」と言った。

あそこで、「ちょっと泉は・・・」なんていうのが普通の大人かもね。
前の塾でも、学校でもそんな反応でも仕方ないんじゃないかな。

そんなの全然おもしろくない。
なんとかしてもらおうと塾に来てくれたのに、
どうにもできないなんて、、、
そんな事言わなきゃいけないなら、
私は塾なんてやらない。

私は即答した。「一緒にがんばろう!」

「泉に入るには、こうして、こうして、、、」 具体的に話した。

あの時、私が「ンンン~ちょっと志望校は難しいですかね~」
「英語が・・・」、「今から頑張っても・・・」なんて言ったら、
その時点で君は合格出来ないことが決定していたと思う。

君も偏差値を大幅にあげられると信じていたし、
私も必ず合格ラインにしようと思って話していたから
疑う余地はなかった。

こちらが期待すれば、生徒はそれに応えようとする。
そんなの当たり前。君は予想通りがんばった。

1ヶ月で苦手だった英語の偏差値を10上げた。
5科目の偏差値も上がっていった。
最後まで、君は合格するためにどうしたらよいかを考えていた。

合格発表が楽しみだ!

周りが「凄い!」「ミラクルだ!」と言うかもしれないけど、
私はこう言いたい。「やっぱりね。」




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