「がんばっているのにできない」について考えてみよう①基本編 「どれぐらい」ですか?

うちの子、がんばっているのに成績が良くないんです。

年に数十人のお父さん、お母さんから私達が聞く言葉です。

日本の塾長がよく聞く言葉アワード、トップ3に入るのではないでしょうか?

しかし、慎重にならないといけません。

この言葉から分かるのは、お母さんがそう思っていて、悩んでいるということです。

もちろん、指導において、とても大切な情報です。

しかし、子どもの勉強に関しては、この言葉には情報がありません。


まず、

がんばっている
という基準は、人それぞれ。中学1年生が、夏休みに毎日2時間宿題をして、10時間以上遊んでいたら、少なく感じる人と、多く感じる人がいます。

同じ学年の人と比べて多いか少ないか。自分が目標とする順位の子と比べて多くて初めて、その順位になれるのです。ただし、やり方も大切ですが。

成績が良くない
も同じ理由で、人それぞれ基準が違います。

二水に入るには成績が良くないのか。
将来、京都大学に入るには成績が良くないのか。
平均ぐらい取れなければ成績が良くないのか。

さらに、テストは毎回難易度が異なるので、前回の380点と、今回の380点は同じ成績とはいえません。



これは、
いっぱい食べてるけど、大きくならない。
と同じです。
「いっぱい」の量は、人それぞれ。「大きい」の基準も人それぞれ。
バレーボールチームの「大きい」のと、クラスで「大きい」のとでは違います。


だから、数字で考えたいです。

ワークを◯回、参考書は◯回、毎日◯時間していて、
その結果、学校の成績がこうだ。

と、「がんばる」と「いっぱい」を見える化するのです。

高校生には、学習時間を簡単に記録できる人気アプリ
Studyplusを導入し、毎日学習サポートをしています。

すると、去年の大阪大学合格者の今の時期の学習時間と、
あなたの学習時間を比較できるのです。





つづきます。ちょこっと予告。

明日は、② そんなとき、私が面談でする質問。
明後日は、③ 本当に時間も学習量も多いケース。


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