発音記号はいらない・・・?

発音記号はもう必要ないのではないか。

あれは、1つの学問にすぎず英語の専門家が
用いればよいものだと私は考えます。

専門的でかっちょいい感じはしますよ。
ただそれだけ。

もちろん、他の科目も高校では
専門的なことを多く学ぶわけですから、
発音記号が登場してもいいのですが、
中学生に発音記号ってのは必要かい?

ってことです。

では、発音記号が必要ない理由を書きます。


理由1
フォニクスを学ぶ子が増えました。最近は、小学校でも中学校でも教えてくれる先生が多いので、日本の子供たちにもおなじみです。ちなみに、ネイティブの子供たちはフォニクスを学びます。発音記号なんて難しいものは、もちろん学びません。

※お父さんお母さん世代にとっては馴染みがないかもしれないので、フォニクスについて少し書きます。
cat 
C(カゥ)
A(ア'')
T(タゥ)
のように、スペルと音の関係を覚えます。
マスターするのに多くの時間が必要です。
英語の学習時間に制限がある日本の子供たちにとって、
習得する場合の課題です。
発音記号よりも、フォニクスのほうが
楽しく、正しく、正確に、感覚的にマスターできるので、
低学年から始められ、学習者の負担は少ないのが特徴。


理由2
CDやMP3などの音声つきテキストが当たり前になりました。
電子辞書はもちろん、パソコンも、スマホアプリも喋ります。
ネイティブスピーカーよりもなまりのないステキな声で喋ります。
それを何度も聞きながら覚えることが
最もカンペキな発音をマスターする近道です。
発音を意識しながらスペルを何度も書いて覚えると、
音とスペルの関係もマスターできます。


理由3
発音がカタカナで書いてあるテキストを使えば良い。

発音記号も、フォニクスも、
音声も聞かない子は、
あきらめろ!

とは塾なのでいいません。

これまで、私たちは、
英語が20点の中学3年生は80点に。
8点の中学2年生を68点にしてきました。

今年の夏も、英語が不得意な受験生が入塾しました。
夏休みが終わった頃には、実力テストや模試で
70点取れるようになりました。

そんな悩める中学生の指導に
私たちが最初に使うのは、
カタカナ付きの単語集です。

英語嫌い。英語苦手。

「そんな子に、さあ、発音記号!」
なんて言ったり、

「英語は積み重ねだから、時間がかかるよ」
なんて言ってもやる気になりません。

英語が読めなきゃ、文字をそのまま
interesting(アイ、エヌ、ティー・・・)
って覚えるか、絵のように覚えるしかありません。
1日10個覚えるだけで大変です。

カタカナが書いてあればすぐに単語を覚えられますよ。
発音も分からない単語を覚えるよりも、
カタカナが書いてあったほうが生徒の負担は減ります。
そして、より多くの単語を暗記できるわけです。





だから、発音記号はいらない。

ガラケー、CDショップよりも先になくなれば良いのに・・・

ってそこまで嫌いではありませんけど・・・

私は中学、高校時代、発音記号がポピュラーだったので、
個人的には好きです。

でも、日本の小学生・中学生に積極的に
オススメする理由は見当たりません。



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