反抗期って何?

うちの子どもがまだ赤ん坊だったころ、

子育ての大先輩である、あちこちのおばちゃんに

言われたアドバイス。

「あまり抱っこばかりすると抱き癖が付くから、あまり抱っこしすぎない方がいいよ」

泣く度に抱っこしていたら、癖になって、すぐ抱っこしてほしいといって泣くようになるということのようだ。本当にいろいろな人が妻に言っていた。

私も何度か言われたが、本当にそんなことがあるのか不思議に思っていた。




ちょっと、ミステリー小説や火曜サスペンス劇場の犯人探しのようだが、

それで、得するのは誰?

と考えてみた。




女性にとって子育ては忙しいので、抱っこしなくていい理由に「抱き癖がつくら・・・」ということにして、あまり抱っこせずにいられる時間を作っているのではと思った。


そこで、ありがたい先輩達のアドバイスはありがたくいただきつつ、生まれたばかりのかわいい娘を可能な限り抱っこした。


妻も娘が泣けば夜中でも必ず抱いていた。



少し経って、看護師さんに聞いたのか、本で読んだのかは覚えていないが、

「抱き癖が付くなんてことはないから、可能な限り抱っこしてあげてください。」

「その方が、赤ちゃんが愛情を感じますからいいですよ。」と聞いた。



そうですよね~。

抱っこしなくて楽なのは、周りの大人ですものね~

これで私がただのひねくれもので、変な子育てメソッドを作ろうと思っている訳では無いことが証明された訳だ。


とその時は思ったが、今思えば
忙しい母を少しでも楽させようと昔の人の優しさから生まれた言葉なのではとも思う。

優しさ不足でした。

少し反省しています。





それと同じで、自分の言うとおり動かなくなった子どもを、

「反抗期だから」で片付けることにも抵抗がある。

それを、「うちの子反抗期なんで、言うこと聞かなくて・・・」

と他人に子どもの前で言ったら、反抗期では無くても、

反抗したくなりますよ。



まあ、私が中学生ぐらいの時でしょうか。
自分に反抗期が無いと思っていました。

それどころか、反抗期とやらに支配されて
自分の感情を抑えられなくなる時がくるなんて
少し怖く思ったことがある。


母にそれを言うと、

「あんたずっと反抗期みたいなもんやがいね」と言われました。

オッシャルトオリ!


そんな私がこんなこと言うのもなんですがね。



でも確かに自分では「おれって、今、反抗期やな~。」とか、

「キタキタ~反抗期。やっぱり、ちょっと最近とんがってきてるぜ!」

ってわからないものですよね。



また、「反抗期」と呼ばれる時期は、

「箸(はし)が転んでもおかしい年頃」

と同じ時期なわけですから、



怒ったり、笑ったり忙しい年頃なわけですね。




うちの子もそろそろ反抗期になる子もいるといわれる
年齢になりますが、絶対に来ません。
なぜなら、親である私が反抗期という言葉を知らない(存在認めていない)のですからね。

それはただのネーミングだと思っていますから。
来ていると他の人が思っても、そう思わないだけですけど・・・




言葉って怖いですよ。「数学が苦手」と言えば、
努力しなくなり、数学が本当に苦手なりますからね。

だから、うちの塾では苦手科目という存在を認めていません。
苦手教科というネーミングが悪いからです。

同様に、計算ミスという言葉もうちの塾にはありません。



専門用語では、カテゴライズとか、ラベリングとかいわれる効果
(周りがそんな風に決めつけると本当にそうなってしまう効果)
があると思うのです。

つまり、「反抗期になる」のではなく、周りが「反抗期」を作ってしまうのです。




初めてセロテープが発売された時だって、

「ベタベタ黄ばみテープ」ってネーミングにしてたら、

だれも買いませんでしたよ。

持っていったら、「きゃ~」って言われるようになっていましたよ。

きっと。





ずっと反抗期のおじいちゃんたちのニューアルバム!

They have kept a rollin' !!



コメント

匿名 さんのコメント…
トミー先生 考えさせられました。

言葉って 本当に大切ですねー^^

感謝します^^

辰村^^

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