◇大学入試２次試験直前◇ 神戸大学の英語 やってはいけない問題集！（入試問題傾向）

グッジョブに通う高校生に人気の神戸大学。

一人ひとりの実力と、受験校に合わせて、
二次試験の学習メニューを決めます。

どんなに良いテキストでも、志望校に合っていないテキストをしても点は取れませんね。

良いテキストだけど、今、やってはいけない英語問題集は・・・

Vintage, Nextage, 基礎英語頻出問題総演習 

これらは学校でも採用されている最高の問題集です。学校で「これさえやっときゃ大丈夫」と言われたのに・・・。と思った人、授業ちゃんと聞いてないんじゃないですか？そんなこと言ってないと思いますよ。「これさえやっとけば、センターは大丈夫」だと思いますよ。神戸大学の過去問を見てください。発音・文法語法・イディオム・発音アクセント問題、つまり、これらの問題集にある問題は全て出ていませんよ。

竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本, 英作文のハイパートレーニング　など

神戸大学の英語は、大問が４問あり、500語ぐらいの長文読解問題が３問の後に、英作文が１問です。英作文は25点。制限時間は80分。英文読解問題を早く正確に読み、内容把握と、日本語記述問題で点を稼ぐほうが良いのです。また、英作文の形式は年によって変わりますが、配点が２割と少なめで、長文を正確に読む実力を付けておけば、十分書ける問題であり、学校でも授業で終わっているでしょう。その対策に時間をかけても、時間対効果がよろしくないのです。誤解がないように書いておきますが、時間に余裕があるなら、「面白いほど…」か「英作文のハイパー」をやって欲しいし、夏休みぐらいでセンター対策が終わった生徒はやっています。今、やるのはNGというだけです。ちなみに、大阪大学（特に外国語学部）を受ける場合は、作文の配点が高くて難易度が高いので、上の２冊は必要です。

ポレポレ

難関大学を目指すとき、長文対策の定番テキストといえば・・・ポレポレですね。グッジョブでも、強力にプッシュしてきたテキストです。泉丘高校では、英語の成績上位者を対象に、ポレポレの添削指導をしています。しかし、今から、絶対にやってはいけません。とても薄く、口語調で優しく教えてくれるので、簡単に終わりそうだと思うかもしれません。そして、難関校を目指す友達がやっているのを見て、ポレポレに憧れるのも分かります。でも、実際は扱っている英文は難しく、とても奥が深いので、前期試験までに、完全にマスターすることはできません。そして、何度も繰り返さないと身につかない１冊です。センターで9割取れた人が、長文対策の最後の１冊としてやるにはいいと思いますが、今（２月上旬）に始めるには無理があります。そして、神戸大学の問題はポレポレが必要なほど、複雑な英文を訳す必要がないのです。もちろん、すでに秋ぐらいから何度もやっている人は、続けたらいいですよ。


やったほうがよい英語問題集は・・・

イチから鍛える英語長文500

あれですよ、あれ。書店でとても目立っている英語のテキスト。ジャケ買いしたくなるほど素敵な表紙の１冊。私もジャケ立ち読みして、この素晴らしいシリーズに出会いました。

15問の長文問題を一つずつ解いていきます。制限時間も書いてあるので時間を測って時間内に答えてください。とても詳しい解説を使って勉強します。全文訳はスラッシュリーディング、CDも付いていますので、同じように訳せるまで何度も繰り返してください。

１回終わらせるのでは効果はありません。英語の訳し方、設問の答え方も「なぜそうなるのか？」「自分の答案には何が足りないのか？」を意識しましょう。

「イチから鍛える」なのに、１度解いて、解説読んで終わりでは、「鍛えて」もらえないでしょ。

終わったら赤本をしておけば、英語は十分です。単語はこれまで使ってきた問題集が最もいいので、毎日覚え続けましょうね。